初心者でも問題なし「庭に天然芝を張る手順」

庭の雑草対策
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こんにちは!

今にも枯れそうなサラリーマンをしている二児のパパです。

 

 

マイホームを買った庭が衝撃の雑草だらけ。。。

 

そんな庭いじり素人の私が初めて庭に天然芝を張りました。

 

 

 

その時の手順を書いたので、

参考になれば嬉しいです。

 

芝張り前

芝張り後

 

 

 

 

庭の雑草を取る(又は処理する)

雑草を取る又は処理する方法には、主に2パターンあります。

①除草剤で処理する

②手作業で取る

 

①除草剤で処理する

メリット
・作業は雑草に除草剤を撒くだけでなので楽です。
雑草の根まで枯らしてくれる除草剤もあるので、徹底的に雑草を処理してくれる。

デメリット
・除草剤、散布機の購入コストがかかる。
・雑草が枯れるのに数週間かかる。
・除草剤の人体へのリスクがある。(色々な説があるのですが、発ガン性のリスクが高まるという説もあり)
※除草剤は毒性が強いので、体に付着したら入念に洗いましょう。

 

 

 

②手作業で取る

メリット
・コストがかからない。
・見た目上、すぐに雑草がなくなる。
・除草剤のような薬品を使わないので、人体へのリスクの懸念がない。

デメリット
・時間と労力がかかる。
・雑草を根まで取り除くのが難しい。

 

 

 

我が家は、②手作業で取るを選択しました。

小さい子供がいるし、除草剤の人体へのリスクが心配で手作業を選択しました。

結果的には気持ちの面で安心感があり、子供も気兼ねなく遊ばせる事ができて良かったです。

それにしても、雑草を手作業で取る作業は思いの外辛かった。

 

 

 

下図が、我が家の芝を張る前の荒れ放題の庭。

これ、11月末に撮った写真でこの雑草の量です。

夏ならとんでもない事になっています。

特に問題の雑草は「スギナ」。

根はさらに地中深くあり、とても手で根まで取れるレベルではないです。

 

 

 

↓春のスギナ(ツクシがスギナなんです)↓

 

↓夏のスギナ↓

 

結論から言うと、「スギナ」は手作業で根まで全て取るのは諦めましょう。

大体とって、後は芝で覆っちゃいます。

それでも、芝の効果でスギナの数は激減します。

 

 

何事もほどほどが大事です。

 

 

これは、庭作業をして一番得た教訓です。

 

 

 

 

土を耕す

 

雑草を取りを終えたら土を耕します。

掘る深さは20〜30cm程。

 

 

地中に石などの異物があると後々の芝の成長に良くないので取り除いておきましょう。

 

 

私は、工具にシャベル熊手レーキを使いました。

 

 

シャベルで主に土を掘ります。

 

先端だけでなく全てステンレスや金属で出来ている丈夫なシャベルがオススメです。

私は最初、先端以外が木製になっているシャベルを使っていたのですが、汚れが落ちにくく、また強度が弱く途中で折れました。

ステンレスや金属製のシャベルにしたら頑丈で、使い勝手がいいです。

 

 

熊手レーキで地中の大きな石などの異物をとりました。頑丈なレーキは使ってみて非常に役に立ちました。腰を深くかがめる必要がなく作業が楽に出来るのでオススメです。

 

 

 

 

整地する

 

整地作業はとても重要です。

・デコボコの状態だと水たまりができ、水はけが悪くなり芝の発育に悪影響が出る。
・芝刈りの時、デコボコだと苦労する。
・整地されていると見た目が美しい。
・芝を張った後にデコボコをなおすのは大変な作業。

工具は、レーキを使います。

 

デコボコをなくし平らにしていきます。この時に水が溜まらないよう緩やかな傾斜を作り、水が流れるルートを作っておくことをお勧めします。

 

 

あと、もしできるのであれば、転圧しておくと後々デコボコが出来にくくなります。

(とは言ってもなかなか転圧する工具持ってないですよね。私も転圧せずレーキだけで頑張りましたが、やっぱり多少デコボコしてしまいました。水はけは問題なかったですが、芝刈りの時に凹凸があるので大変なんですよね。)

 

転圧機は購入すると高額なので、レンタルするのもありかと思います。

 

 

 

 

床土を引く

整地した土の上に床土を引きます。

床土は排水を良くして、芝が成長しやすい土壌を作ります。

 

 

その為、土壌次第で床土の量も変わってきます。

私は、2~3cm床土を引きました。

 

 

市販の床土は大概、雑草が混じっていないので芝が成長するまでの間雑草が生えにくくなる効果もあります。

私が購入したのは下記の床土です。

熱処理されているので雑草が生えにくくなっている点と、床土にも目土(この後の手順で説明)にも使え便利です。

 

 

実際に使ってみて、水はけの良さそうなサラサラな土で、雑草も生えにくくなりましたし、芝生も青々と良く育ちました。

 

 

 

 

水を撒く

床土を引いたら水を撒きます。たっぷりあげましょう。

床土を馴染ませ、芝を張った時に根が水を吸収してくれるようにする役割があります。

 

 

 

 

天然芝を敷き詰める

私が購入したのは、マットタイプの高麗芝15畳程です。

今回、目地張りで敷き詰めました。

上図が実際芝生を目地張りで敷き詰めていった写真。

隙間をあけ上の段とズラしながら、レンガを積むようなイメージで張るのが目地張りです。

隙間をあけない平張り(ベタ張り)という張り方もありますが、隙間を空けない分、芝生の枚数は多く必要になりコストがかかります。

その分、雑草の生える隙間を無くし、一面綺麗な芝生になるのは早いです。

 

 

 

個人的には、予算があるなら平張り(ベタ張り)をお勧めします。

目地張りをしてみて芝生と芝生の隙間から雑草が生えやすく、芝生が成長しても多少隙間のデコボコした感じが残るような気がします。

数年経てばなくなるかもしれませんが、それまでの管理は意外と大変です。

 

 

家庭の庭で、そんなに面積がない箇所に芝生を張る場合なら、平張り(ベタ張り)でもそこまでコストはかからないので、お勧めです。

 

 

 

また、芝生を張り詰める際にマンホールや塀など庭の形状に合わせて芝生を切る必要があります。

ガーデニング用のハサミや、カッターなどで、容易に切る事が出来るので試してみてください。

 

 

 

芝生の上を踏み固める

芝生を張った後、芝生の上を足で踏み固めます。

床土と芝生を密着させる為です。

私は、ダンボールを引いた上から足で踏み固めました。

その方がより均一に踏めるのと、力が集中してデコボコになるのを避ける為です。

 

 

 

目土を撒く

芝生の上に目土を撒きます。

ほうきなどで、均一になるようにします。

目土を撒く事で芝生を乾燥から守ります。

芝生の隙間にも入り込むように目土を撒きます。

 

 

 

水を撒く

たっぷりと水を撒きます。

水浸しになるくらいたくさん水を撒く事で、芝生の根まで水がいくようにします。

芝生を植えたら1ヶ月くらいは毎日水を撒きます。

水を撒く時間帯
日中の暑い時間帯を避けます。(蒸れて根を痛めるのを避ける為)
朝か夕方の気温が低い時間帯に水を撒きます。

 

私は、芝生を植えたすぐ横に水道があるので、そこからホースで水を撒いています。

芝生をこれから植えるなら、水やりの動線も考えて植えた方がいいと思います。

意外とこの水やりは頻度も多いので大変です。

 

 

 

芝張り後1ヶ月は芝生を踏まない

芝張り後、芝生の根が定着するまでは、不用意に足を踏み入れないようにする。

芝生が痛むのを防ぐ為です。

芝張り後、約1ヶ月後

 

 

 

雑草を抜く

芝生の隙間から雑草が生えてくるので、小まめに抜きます。

放っておくと雑草に栄養がいってしまい、芝生の成長の妨げます。

芝生が成長し根を張って広がってきたら、雑草の生えてくる数も減るので、

それまでは小まめに雑草を抜きましょう。

 

 

 


約1ヶ月後・・・

芝生を刈る

1ヶ月程経つと芝生がある程度(目安は50mm程)伸びてくるので1度芝生を刈ります。

軸刈りに注意
軸刈りとは、芝生の成長点より低く刈り込みをしてしまった場合に起こる。
茶色が目立ち、芝生の成長が鈍くなります。
最初は、長めに芝生を刈ることをお勧めします。

私が使っている芝刈りの工具が下記になります。

芝刈り機ゴールデンスター 手動芝刈機 ナイスバーディーモアー GSB-2000NDX

メリット
・電源、コードが必要ないので使う場所に困らない。
・何より使ってみてびっくりしたのが仕上がりが綺麗な所。
・価格も比較的安い。

デメリット
壁際のような隅が刈れない。
刈った芝をキャッチするカゴが外れやすい。
刈込み高さが2.5cmまでなので、こまめに芝を刈る必要がある。

 

 

芝刈り用のハサミ(キンボシ 回転式芝生鋏 2105)
(壁際など芝刈り機で刈れない箇所をで刈ります。)

メリット
切れ味が良い。
切れ味が持続する。
回転するので、どの角度でも楽に切れる。

デメリット
広範囲をやろうとすると、手が疲れる(ハサミなので仕方がないが・・・)

 

 

 

肥料を撒く

肥料を撒くことで、芝に栄養がいき、青々と成長します。

芝刈り後に肥料を撒きます。
芝が伸びている状態だと、芝の葉が邪魔で奥まで肥料が行き届かない為。

↑細かい粒状なので、芝生の奥まで入り込みやすく、青々と成長します。

 

 

 

 

まとめ

以上、庭に天然芝を張る手順についてでした。

初めて芝を張ってみましたが、綺麗で安心して遊べる空間になりました。

芝は育てやすいので初めての方でもお勧めです。

 

 

芝生を育てて思ったのですが、

ホームセンターにある芝生よりも、ネットでとれたての芝生を送ってくるタイプの方が見るからに生き生きしていて青々とした芝生が育ちます。

芝生は鮮度が命なので、購入するならネットで採れたてを直送してくれる所がオススメです。

 

 

ぜひ、雑草に悩んでいる方、綺麗な庭にしたい方、

芝を初めてはいかがでしょうか。

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