なぜイタリアは新型コロナウイルス肺炎による死者数が多いのか?

コロナウイルス
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新型コロナウイルス肺炎が猛威をふるって世界中に広がりを見せていますね。

特に感染拡大が広がったイタリア

 

日本経済新聞が出している感染マップを見ると・・・

日本経済新聞

 

イタリアの死者数が中国をはるかに上回っている。

中国の人口が約14億人対して、イタリアは約6千万人

これほどの人口の差があるのにもかかわらず、イタリアは新型コロナウイルスの死者数が「3万3689人」と世界でも突出している。

 

 

なぜイタリアは新型コロナウイルス肺炎の死者数が多いのか?

 

イタリアで死者が多いのは何でだろう?

 

 

イタリアが死者数が多い理由を調べてみると、

次の3点があげられる。

 

高齢者の割合が多い

総務省統計局より

 

イタリアは65歳以上の占める人口の割合が、23.3%と世界で2番目に多い。(中国は11.2%)

現在わかっていることは、 新型コロナウイルスによる死者は世界的に見ても圧倒的に高齢者が多いということ。

 

イタリアを例にしてみると、死亡者のおよそ96%が60歳以上となっている(イタリア国立衛生研究所、3月19発表)

 

この理由として、高齢者のほうが呼吸器系が弱く、肺炎などの病気になった場合に死亡率が高くなっている可能性が考えられる。

 

こうして見ると世界で一番、高齢者の割合が高い日本はとても危険だ。

もし、イタリア程に新型コロナウイルスの感染者数が増えたならば、日本にとって相当な被害となるだろう。

 

 

 

 

医療システムの崩壊

次にイタリアが死者数が多い理由として、医療システムの崩壊が起こっているからである。

 

世界保健機関(WHO)の緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は3月18日の記者会見で、「大勢の患者が病院に押し寄せ、医療水準が保てていない環境になっている」と話している。

 

新型コロナウイルスの感染が最も多い北イタリアのロンバルディア州では、大勢押し寄せる患者の数に病院の収容人数が限界を超えてしまっている。

その為、病院の廊下やホールに簡易ベットを置いたり、仮設のテントを作り、そこに患者を収容している現状がある。

これでは、十分な治療を受けられるばかりか、感染がまた感染を広げる悪循環のスパイラルに入っている。

 

また、イギリスのジョンソン首相が「イタリアには大変優れた医療システムがある。それにもかかわらず、医師や看護師は必要な業務の量に完全に圧倒されてしまった」と発言している。

このことからも分かるとおり、いかに優れた医療システムがあっても、それをはるかに超える患者数が病院に押し寄せれば、医療システムの崩壊が起こるということである。

 

そして、イタリアが今後も患者数が増え続けることになると、症状や生存する望みが大きい人を優先に治療するといった事態も想定される。

そんなことになれば、本来早期に治療すれば助かる人の命が助からない最悪の事態になりかねない。

 

 

 

 

若者と高齢者の交流が多い

オックスフォード大学の人口統計学者のジェニファー・ビーム・ダウドが、「イタリアの若者は高齢者と多く交流する傾向がある。」と発言している。

 

そんなに交流が多いのかと調べてみると、これ本当みたいです。

イタリアでは、家族の繋がりが強く、都市で働いている若者が週末には祖父母の家で一緒に過ごしたり、親戚同士で集まったりする機会が多いんだとか。

 

↓こちらの方の記事が参考になります。

同じ地球上でもこんなにも違うイタリアと日本の「家族のあり方」

同じ地球上でもこんなにも違うイタリアと日本の「家族のあり方」
こんばんは、あいかです。 今でこそ慣れたものの、イタリアに来たばかりの頃は見るもの、聞くもの、全てが新鮮で、 …

 

日本人は家族全員で集まるのは1年に1回正月の時っていうのも珍しくないですよね。

そう考えるとイタリアの家族交流をする機会は多いのかもしれません。

 

 

 

まとめ

今回の記事のテーマである「なぜイタリアは新型コロナウイルス肺炎による死者数が多いのか?」について調べてみると、イタリアの過酷の現状が見えてきた。

 

また、イタリアと日本にいくつか共通点があることがわかった。

特にイタリア以上に「高齢者の割合が多い」日本にとって、新型コロナウイルス感染拡大は、阻止したいところである。

 

今の所、日本は下記の図の通り初動の対応がうまくいき、増加のスピードを抑えることができているのではないでしょうか。

(2020年2月23日新型コロナウイルス感染症対策本部資料)

 

 

今後、いつ終わりが来るかわからない新型コロナウイルスだが、世界中の感染が収まり、自由に渡航し、自由に外出できる世界になることを願うばかりです。

 

 

他にも、下記の記事を書いています。

なぜイタリアは新型コロナウイルスの感染者数が多いのか?

「新型コロナウイルス集団感染(クラスター)事例のまとめ」

「新型コロナウイルスの被害を受けにくい業種6選」

「新型コロナウイルス対策としてテレワークを実践している企業」

「新型コロナウイルスの影響で東京オリンピック中止?延期? 感染症原因は歴史上初」

新型コロナウイルスの影響で「マスク」の次になくなるものとは?

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