素人の私が斜面(法面)の庭に除草シートを張るまでの手順を書いてみました^_^
庭の雑草を取る(又は処理する)
中古戸建を購入した際の家の裏庭は、下記の写真のように雑草だらけでした。
まず取り掛かったのが、雑草を取ることでした。
雑草を取る又は処理する方法には、主に2パターンあります。
①除草剤で処理する
②手作業で取る
①除草剤で処理する メリット 雑草に除草剤を撒くだけなので楽ちん。 雑草の根まで枯らしてくれる除草剤もあり、徹底的に雑草を処理してくれる。 デメリット 除草剤、散布機の購入コストがかかる。 雑草が枯れるのに数週間かかる。 除草剤の人体へのリスクがある。 (これは調べると色々な説があり、中には発ガン性のリスクが高まるという説もある) ※除草剤は毒性が強いので、体に付着したら入念に洗いましょう。
②手作業で取る メリット コストがかからない。 見た目上、すぐに雑草がなくなる。 除草剤のような薬品を使わないので、人体へのリスクの懸念がない。 デメリット 時間と労力がかかる。 雑草を根まで取り除くのが難しい。
わが家は、②手作業で取るを選択しました。
小さい子供がいるし、除草剤の人体へのリスクが心配だったのと、少し頑張れば手作業でいけるだろうという気持ちがありました。
しかし、雑草を手作業で取る作業は思いのほか辛かったです。
斜面で足場が不安定で、腰にも負担がきました。
それでも、ひたすら目の前の雑草と無心で戦いました。
木の除去、伐採
今後管理しやすいように、木の数を減らし、枝や葉を切りスマートにしました。
木を抜くのはシャベルでひたすら掘って、テコの原理で持ち上げて・・・を繰り返し行い、根ごと抜きました。
抜いた木の数は4本くらい。
木を抜く作業が正直一番力を使ったのと、腰に負担がきました。
それと、最初先端以外が木製のシャベルでやっていたら、途中で折れました。
その為、木製ではないステンレスや金属製のシャベルがオススメです。
作業前
↓
作業後
整地する
抜いた雑草を取り、なるべくデコボコを無くして平らに整地します。
平らにしておくと後で、除草シートを張る時にキレイに張れます。
また、凸凹があるとそこに水や土が溜まってしまう可能性もあります。
(実際に凸凹による失敗談は「こちらの除草シート失敗談の記事」で書いています。)
この時、レーキがあると雑草や石などを取り除きやすく、同時に平らにもできるのでオススメです。
私は下記のレーキを使いました。
爪があるので雑草や石などを集めやすく、伸縮するので高さを調整でき腰への負担が少なくてすみます。
また、丈夫で錆にも強く使い勝手が良かったです。
頑張って何とかここまできました。
作業はこれまで5日間くらいはやったと思います。
多少雑草が残っていますが、全て取り除くのは諦めました。
何事もほどほどが大事です。
除草シートを張る
今回斜面を張るので、丈夫な除草シートにこだわりました。
(土砂の流出を食い止め、雑草が出てこれないように)
悩んだ結果、らくやのうの「とことん草なしシート」にしました。
特徴 ・傾斜45°まで使え、厚さが2ミリととても丈夫な除草シートです。 (厚みが2ミリあるのは、除草シートの中でも珍しい。大概の除草シートは1ミリもない。) ・50㎝間隔で印があるので、除草シートを抑えるピンを打つのがメジャーいらずで楽です。 ・色はグリーンで、庭に馴染みます。 「らくやのう」HP
結果、この「とことん草なしシート」を選んで大変満足です。
他の除草シートも使ったことはありますが、こんなに丈夫な除草シートは初めて見ました。
らくやのう「とことん草なしシート」2m×25m
配送屋に「丸太みたいなのが届いてます」って言われたくらい、ずっしり重い丈夫なシートです。
斜面の場合は、除草シートを縦に上から下へ向けて引きます。
(下図の赤い矢印方向)
この張り方をすると、たるみができずにキレイに張れます。
全部1人で作業したので、上側で2、3本ピンで止めてから除草シートを下へ転がして張っていきました。
除草シートの重さと、風で除草シートが舞うので作業はとても大変でした。
感じたこと
・協力してくれる人がいる場合は、2人以上で作業した方が良い。
・風が強い日は避けた方が良い。
木などの障害物がある場合は、除草シートに切れ目を入れて通します。
切った箇所は除草シート専用のテープでふさぎます。
除草シート同士の重ねは10cm以上することで、雑草が生えにくくなります。
(シートにシワが多少出てる件は、私が未熟なうえご勘弁を。やっぱり整地作業大事ですね。)
除草シートのカット
ハサミやカッターなどで簡単に切れます。
除草シートは引っ張られる力には強く破れないですが、鋭利なものでカットすると簡単に切れます。
私は、園芸用のハサミでカットしてました。
除草シートを止めるピン ピンは鉄製のものを選びましょう。 理由は、打ち込んだ後に鉄が錆びることで、抜けにくくなります。 また、太く長いしっかりした釘がオススメです。せっかく丈夫な除草シートも、ピンが弱かったら意味がありません。 私は、除草シートとセットで、らくやのうのJ型ピン(大)にしました。 ピンを打つ目安 【2m×25m規格の場合】 【1m×25m規格の場合】 「らくやのうHP引用」
除草シートをテープで補強する
除草シートと除草シートの間や、ピンを打った箇所の僅かな隙間から雑草が生えてくる可能性があります。
また、風の入り道をなくすのに、除草シート専用のテープで下記写真のようにふさぎます。
今回、「らくやのう」と「ザバーン」の2種類のテープを使いましたが、私のおすすめはザバーンのテープです。
「らくやのう」のテープは、厚みがあって丈夫なのですが、粘着力が弱く、伸縮性がないので所々めくれやすいです。
「ザバーン」のテープは、厚みは「らくやのう」ほどないのですが、粘着力が強く、伸縮性があるので、貼りやすく、剥がれにくいのが特徴です。
使ってみるとその違いがわかります。
こちら「専用テープ(ザバーンのおすすめ)」の記事で、詳しく書いています。
U字溝に除草シートを止める
わが家はU字溝があったので、これを利用して下記写真の赤枠の箇所で、除草シートをU字溝で止めました。
こうすることで、日光が入りにくく雑草が生えにくい環境を作ります。
私が使ったU字溝専用ピン(らくやのう引用)
除草シートの終端をカットして、接着剤でつける
コンクリート等に接している除草シートを接着剤でくっつけると隙間がなくなり、より一層雑草が生えにくくなります。
作業前 (作業箇所は下記写真の赤枠)
↓
作業後
以上こんな感じで、我が家の斜面の庭に除草シートを張ってみました。
除草シートに決めた理由については、こちらの記事(斜面の庭 対応方法 )で書いています。
除草シート施工後の経過について、こちらに書いていますので参考にどうぞ。
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